「海外移住は甘くない」と人から言われたら? 先人の忠告をどう活用するか

海外移住は甘くない? 海外移住の不安

一人で海外移住したカメグミです

インターネットでは、海外移住に関する便利な情報がたくさん見つかります

しかし同時に、「海外移住は簡単じゃない」「甘く考えるな」という厳しい意見もときどき見かけます

海外移住を検討している時に、そういった情報を見てしまうと、不安になってしまう人もいるのではないでしょうか

「これから明るい未来を計画して、日本を脱出しようとしている時に、なんでそんな脅すようなこと言うの?」って感じですよね

ネガティブな意見を闇雲に気にしなくていい! でも便利な情報は活用しよう!というのが、わたしのスタンスです

今回は、「海外移住は甘くないんだぞ」という情報を見かけて不安になった人に、役に立つ情報をお伝えします

心配事があるのは当たり前、でも余計な不安を持つ必要はない

人間はだれでも、経験したことがないことに向き合う時には恐れを感じます

たとえば、わたしたちは、まだ誰も実際に死んだことがありません

なので、死について考える時に言い知れない恐れを感じることがあっても、それは当たり前のことです

それと同じように、知らない土地に初めて住む時に、(たとえそれが日本国内であっても)上手くいくかどうか心配になるのは当たり前のことです

海外移住に挑戦しようという人は、入念に計画を立てながら、自分の将来について、さまざまな可能性を検討しているはずです

その最中、将来に一切の不安を感じないという人は、ほとんどいないことでしょう。考えれば考えるほど不安になる、という人もいると思います

いくら準備しても、運まかせの部分は残りますし、想定外のことが起きるかもしれませんし、それを乗り越えるだけの機転と能力が自分にあるかも、やってみなければわかりません

そんな時に、「海外移住は甘くないよ」という忠告に接したら、ますます不安になってしまうのではないでしょうか

実際のところ、海外移住が甘いか甘くないか、簡単か簡単でないかは、運と、環境と、移住する人自身の能力によります

将来が心配になるのは当たり前で、自然なことです。でも、闇雲に不安を抱え込むのは、やめましょう

なぜなら、人間は不安があると緊張して、視野が狭くなり、上手くいくはずのことでも上手くいかなくなることがあるからです

「甘くない」という他人の意見を、無条件に真に受ける必要はありません

まず信頼性をチェック。「甘くない」と言っている人は、海外移住した実績がある?

まず、「海外移住は簡単じゃない」と言っているのは、でしょうか?

あなたの家族でしょうか。お友達でしょうか。それとも、面識のないインターネット上の人でしょうか

その人は、海外移住をご自身で実行した経験がありますか? すくなくとも、実行しようとチャレンジした経験はあるでしょうか?

残念ながら、自分でやったことのない人の意見は、ほぼ役に立ちません

実体験のない評論家の意見は、聞くのをやめましょう。はっきり言って時間のムダです

なんども海外移住にチャレンジしたけれど、まだ移住できていない(あるいは、できなくてあきらめた)人が「甘くないよ」言っている場合は、一定の説得力があるかもしれません

すくなくとも、海外移住が「その時代」「その渡航先で」「その人にとって」難しかったのは事実でしょう

それはいつの話なのか?

「甘くない」と言っている人が話しているのは、すべて過去のことですが、具体的に「いつ」の話をしているでしょうか

海外移住でまずクリアしなければならないのは、渡航先のビザを取ることです

ビザを得る難易度は、年代によってまったく異なります。なぜなら、国のルールは変わっていくものだからです

10年、15年前よりも簡単に永住権を取れるようになった国もあれば、今も昔も就労ビザでさえ取るのが難しい国もあります

どんなに具体的で詳しい情報も、あなたが移住する時点よりも過去の情報である以上、現在でも通用するとは限りません

それはどこの話なのか?

上で書いたように、国によってビザのルールは異なります。「甘くない」という意見が、どの国の話なのかに注意しましょう

また、同じ国の中でさえ、州によってビザ取得の難易度が違うこともあります

たとえば、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどは連邦制で、複数の州からなります

それぞれの州に法律があり、移民のルールのすべてまたは一部が、州によって異なる場合があります

同じ国でも、ある州に移住するのは難しく、ある州は簡単、といったことが普通に起こります

海外移住が甘いか甘くないかについて、すべての場所について当てはまるような意見は存在しません

次に意図をチェック。「甘くない」と言う人は、なぜそんなメッセージを発信するんだろう?

「海外移住は甘くない」「海外移住は簡単じゃない」という言葉に出会ったら、そういったメッセージを発信する目的を考えてみましょう

そうすると、真に受けるべきか、そうでないかを考えるヒントにできます

人が何かを発言する時には、かならず目的があります

その目的とは、かならずしも、他人にはたらきかけ、他人を動かすためとは限りません

自分自身が心の中で満足するために、人に何かを言うこともよくあります

考えてもみてください。他人が海外移住を「甘くみる」ことによる直接の弊害は、ほぼ存在しないはずです

たとえば、あなたや私がもし海外移住を甘くみて、何かとんでもない失敗をして、全財産を失ったとします

それでも、「海外移住は甘くない」と言っている人に、直接迷惑をかけるわけではありません

なのに、なぜ他人に「甘くない」と忠告するのでしょうか?

たとえば、次のような裏の理由があるかもしれません

  • 「甘くない」海外移住を、自分自身は成し遂げたことを、誰かに自慢して認められたいのかもしれません
  • 海外移住希望者の不安を煽って、移住コンサルタンティングや、有料の相談会を販売したいのかもしれません
  • 自分が海外移住できなかった原因は、自分の問題によるものではなく、外部要因によるものなのだ、と主張したいのかもしれません

闇雲に不安になる代わりに、リスクを分析して対処しよう

さて、「海外移住は甘くない」と言っている本人に海外移住の実績があり、発言の意図が自慢でも保身でも商売でもなさそうなら?

その場合は、海外中の計画を立てる上で、その人からの情報を最大限に活用しましょう

大事なのは「甘くない」というその人の結論ではなく、「何をもって甘くないと考えたか」という情報の部分です

そこに攻略のヒントがあります

自分が気づいていなかった罠を教えてくれる情報なのではないか?という視点で、「甘くない」論を見てみると有益だと思います

具体的には、次のように考えます

  • その人が、海外移住のどんなことについて「甘くない」と言っているのか理解する
  • 一言でいうと、何が甘くないのか、言い直してみる
  • 自分が同じ状況に陥った場合に取りうる対処法や、撤退の基準を考えておく

サンプル「住む場所を探すのは甘くない」という意見について、次のように考えてみる

たとえば、次のような情報があったとします

海外移住は甘くないと言いたいです。ニュージーランドのオークランドで、家族5人で住む家を見つけるのは大変。家賃が物凄く高いし、現地に住んでいる人ですら、家を見つけるのに何週間もかかっています。

こういった情報を見たら、自分で次のように言い直してみます

  • ニュージーランドの都会(※)で、ファミリー向けの手頃な家を見つけるのには、時間がかかるらしい

※オークランドは、ニュージーランドで一番人口が多い都市です

そうすると、取るべき対処法がいくつか考えられるはずです

  • 時間がかかるらしいけど、家を探すのは、日本にいながらでもできる。渡航する前に物件情報をチェックして、問い合わせをしよう
  • もし◯日以内に住む場所を決められなければ、一旦ホテルに泊まろう。そのための緊急宿泊費として、これくらい用意しておこう
  • 手頃な家が一ヶ月以内に見つからない場合は、オークランド以外の都市に移動しよう

このように、「海外移住は甘くない」というメッセージから攻略ポイントを拾い、どう対処するかを考えるのです

結局のところ、絶対安心という保証は、誰にもできない

だから、誰かに「海外移住は大丈夫だよ、できるよ」と言ってもらうことには、あまり意味がありません

逆にいうと、「甘くないよ」「簡単じゃないよ」という言葉にも、あまり意味がないということです

どちらの意見にしても、あなたの置かれた環境、目指す理想の状態、能力、制約条件などに、的確に当てはまるとは限らないからです

ですので、「海外移住は甘くない」という言葉を、挑戦へのダメ出しととらえるのではなく、攻略法を考えるネタとして活用しましょう

「海外移住は甘くない」という意見に出会った時の対処 まとめ

  • 未知のことが怖いこと自体は、人間にとって当たり前
  • 海外移住をしたことがない人の意見は、無視しよう
  • 「甘くない」と言う人の意図を想像しよう。自慢? セールス?
  • 不安になるよりも、攻略法を探そう
  • 海外移住の難易度は、人それぞれだと知ろう

冷静に、自分の道を切り拓きましょう。